2023年05月14日 心身一如 #すこやか便り
皆様、はじめまして。
『紡人Diary』のライターの1人、向中野千恵子です。
私は看護師としてクリニックで仕事をしながら、鍼灸師として「すこやか鍼灸治療院」を東京自由が丘で営んでおります。
いわゆる「二足の草鞋(わらじ)」状態です。
治療院を開業するに当たり、私には「女性を元気にしたい!」という思いがありました。
根拠はありませんが、長年看護師として勤務してきて、女性が多い職場だったからかもしれません。
いつの頃からか「女性が元気になると世の中が変わる!」とも感じていました。
明るく元気なナースが病室や外来に居ると、パーっとその場が笑顔になる、
患者さんが元気になる、
皆が優しくなれる、
そういう現象が世の中に広がっていくと良いな、と思っています。
話は変わって、
東洋医学では「心身一如」という言葉があります。
心と身体は一つ、ということです。
心の状態が身体の症状として表われ、身体に起きていることから心の状態を探るきっかけになります。
今、私の治療院は9割が女性の患者さんで、30~50代の方が中心です。
お喋りを楽しむ方もいらっしゃれば、いつの間にか眠ってしまう方もいらっしゃいます。
施術して身体がほぐれてくると、抱えている悩みを話したり、ご自身でも気付かなかった感情や思いを吐露したり、深い内容になることがあります。時に涙する方もいらっしゃいます。
身体からのアプローチで心もほぐれるんです。
心がほぐれると身体もまた緩んできます。
ステキな笑顔が戻ります。
「心身一如」の言葉通り、相互に影響し合っているのを実感しています。
一人の笑顔が水の波紋のように広がっていく、
単純な発想ですがその小さな一歩を大事にしています。
長年健康に向き合いながら過ごしてきて、自分の経験も含めて、健康についてヒントになるようなことをお伝えできればと思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。